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2006年5月31日 (水)

高年齢者等共同就業機会創出助成金について

5/16(火)に行政書士K先生と会社設立を考えている方(N氏)で打ち合わせを行いました。本日N氏と”高年齢者等共同就業機会創出助成金”の説明を聞きに、千葉県雇用開発協会を訪問しました。

この助成金は、45歳以上の方が3人以上で法人を新設し、その法人の業務に専従することが要件となります。「専従であること」がポイントであり、会社勤めをしていた人は雇用保険の受給資格者証の写し・自営業者は廃業届・法人の役員であった人は辞任についての変更登記がなされた登記事項証明書が必要になります。要するにいかなる兼業もできずに事業に専念し、その事業を継続させることが趣旨の助成金です。

支給額は創業時に要した経費(設立後6ヵ月の期間)の3分の2(500万円が限度)が助成されます。

支給までの流れは、以下の通りです。

  1. 法人を新設し、事業計画書と指定の添付書類を雇用開発協会に提出する。(この事業計画書は、事業の目的やその特徴・利益計画等、会社設立時に作成する「事業計画書」そのものです)
  2. 協会担当者が創業者全員と面接し、その会社を訪問する。
  3. 事業計画書を雇用開発協会から”高齢・障害者雇用支援機構”へ送付し、その機構で審査する。認定されたら通知する。
  4. 通知を受けた事業主は支給申請書と指定添付書類を協会に提出する。
  5. 再度協会担当者がその会社を訪問する。そして申請内容を確認する。
  6. 雇用開発協会→高齢・障害者雇用支援機構に支給申請書が送付され審査する。
  7. 支給決定までは9~12ヵ月ほどの期間を要する。

事業計画書作成等、創業時の基本的なことを行っていれば、それほどハードルの高い助成金ではありません。雇用開発協会としても、「もっと活用して欲しい」という話もしていました。事業計画の認定を受けることができれば、ほとんどの事業主が受給に至っているということです。

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受信: 2007年2月 8日 (木) 16時45分

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