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2006年5月22日 (月)

サラリーマンの保障は厚い③

労災保険の給付について解説します。

  • 療養補償給付
    • 病院への入院費用など、治療費のすべて給付されます。個人の負担はまったくありません。
  • 休業補償給付
    • 会社を休み、賃金が支給されない場合に給付されます。
    • 賃金(正確には給付基礎日額)の60%が補償されます。
    • また”休業特別支給金”として賃金の20%が補償されるため、トータルで賃金の80%の補償となります。
  • 障害補償給付
    • 障害等級に該当した場合に給付されます。障害が重い場合は年金、やや軽めの場合は一時金の給付となります。
    • 障害等級1~7級が年金、8~14級が一時金です。
    • 障害の程度が重くなると給付額が増えます。
    • 障害等級1級の場合の年金額は、賃金の313日分です。1日の賃金を10,000円とすると、年金額は313万円となります。
  • 遺族補償給付
    • 死亡した場合にその遺族に給付されます。妻や高校生以下の子どもいる場合は年金、いない場合は一時金が給付されます。
    • 例えば、死亡した労働者に妻と高校生以下の子どもが2人いる場合は、223日分の年金が支給されます。1日の賃金を10,000円とすると年金額は223万円となります。

労災給付の有利な点は、退職してもその権利は失わず、権利が消滅しない限り生涯給付を受けることができるということです。整理すると以下のとおりです。以下の例は、妻子2人(高校生以下)、仕事中に負傷し、1年間入院し、障害等級1級となり、その1年後に死亡した労働者の給付をまとめました(賃金は1日10,000円)。サラリーマンの「手厚い補償」がよくわかります。※以下はあくまでも労災のみの比較です。国民年金や厚生年金については考慮していません。

                サラリーマン             自営業(社労士)

  • 療養補償給付    給付される。自己負担なし    なし。全額自己負担
  • 休業補償給付    292万円              なし        
  • 障害補償年金     313万円/年            なし
  • 遺族補償年金         223万円/年           なし

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