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2006年8月31日 (木)

下期の活動に向けて③

顧客の”間接開拓”

上期に行ってきた活動を継続します。そして活動の規模を活発化させます。

  • 事務所通信の発行   
    • 発行を継続します。企業への発送部数を増やします
  • 異業種交流会へ参加  
    • これも継続します。やみくもに名刺交換せずに、マッチングする人を求めます
  • ブログ
    • 毎日更新を継続します。自分の意見、考え方を出していきます
  • ホームページ作成
    • 少しでも、”社労士小田一哉を知ってもらおう”が狙いです
  • mixiの活用
    • ホームページ同様の狙いです。いろいろな手法で”発信”していきます
  • 会合の会員
    • 地元商工会に加入し、地域での”認知度”を高めます

青字が下期から取り組む内容です。先日紹介した書籍によると「営業は確率である。訪問数が多ければ、それだけ顧客を獲得できる」とのことです。

従って、顧客開拓の選択肢が多くそれを実践していけば、顧客獲得に結び付くでしょう。それを信じて、顧客開拓に邁進します。

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2006年8月30日 (水)

下期の活動に向けて②

顧客の”直接開拓”

方法論はいくつかあると思います。

  • DM(FAXや郵送)
  • 飛び込み(事前にDMや電話)
  • 電話でのアポ取り
  • 一本釣り            などなど、
    先日のブログで紹介した書籍”御社の営業がダメな理由”の中で、営業は確率論であり、訪問件数が多いと顧客獲得も多くなるということです。

まず、いろいろな媒体からリストを作成しようと考えています。そのリスト対象企業も、絞ろうと思っています。このリスト作成に時間をかけ、アプローチの方法も合わせて検討します。

次に、アプローチ方法の決定と必要な資料作成に取り掛かります。

それから行動します。準備期間を約1ヵ月とり、実際の行動は10月より実施する予定です。

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2006年8月29日 (火)

書籍

御社の営業がダメな理由 Book 御社の営業がダメな理由

著者:藤本 篤志
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

著者は(株)グランド・デザインズという営業コンサルティング事業を行っている会社の代表取締役です。

著者曰く、

  • 営業能力は個々人の”能力やセンス”。これは鍛えられるものでない
  • しかし、営業量を増やすことにより、”普通の人”でも結果が出る
  • 要するに、営業日報を作成するなどをやめ、”結果的怠慢時間”を削減することが重要である
  • 従って営業マネージャーは、部下と毎日30分間面談をして、部下の状況を的確に把握することを行うべき
  • 営業日報は”ごまかせる”が、30分の面談では、そうはいかない。結果として、”結果的怠慢時間”が減り、営業量を増やすことができる
  • 営業マンの”能力アップ”ではなく、仕事のしくみを変えると、成果が出るのである

※この本を読み、私も顧客開拓に力を入れていこうと強く思いました。お薦めの本です。

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2006年8月28日 (月)

下期の活動に向けて

下期の活動予定をまとめてみます。要するに下期の課題です。

下期の課題は、”顧客開拓”です。顧客開拓に注力します。顧客開拓を整理して取り組んでいこうと考えています。

顧客開拓を、”直接開拓”と”間接開拓”の2つに分けます。

”直接開拓”は、求人情報等から開拓先をピックアップし、やり方は別途考えますが、直接開拓先にアプローチする方法です。開業後、多少は求人情報誌等に基づき、継続的に事務所通信を配布している企業はありますが、これをより本格化しようと考えています。

”間接開拓”は開業後から実施している、事務所通信の発行や異業種交流会へ参加することです。基本的には上期実施項目の継続と新規に取り組む内容についても検討します。

この2つの方法をより充実させ、関わる企業の”分母”を増やす活動をしてより多くの種を蒔き、収益の安定の基盤を作っていくことが、下期の大課題です。

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2006年8月27日 (日)

第38回 社会保険労務士試験

本日は第38回社会保険労務士試験が行われました。私は試験監督を行いました。

私は3年前の第35回社会保険労務士試験で合格しましたが、”4回目の正直?”での合格でした。

試験監督をやっていて、自分が受験したときのことを思い出しました。

午前中の選択式試験、解答用紙と問題用紙が配られた後から試験開始までの時間が7~8分。この空白の時間がとても緊張します。

そして選択式試験が開始、私は本当に頭が真っ白になり、労基法・安衛法の問題が解けませんでした。時間が経ってから取り組むと難なく解答できました。それだけ、緊張状態にあったということです(4回目、背水の陣だったので・・・)。

午後の択一式試験、これは3時間半という、長丁場で過酷な試験です。7科目で70問、1問5つの選択肢があるので、350肢の問題文を読まなければいけません。

択一式試験は、各科目の勉強量や理解度はもちろん必要ですが、それにプラスして集中力の持続、言い換えると集中力が低下してきても問題に取り組める”持久力”が求められる試験です。

私は、択一式試験対策の1つとして、次のことを約1年間続けました。当時会社員だったので、仕事の後は身も心も仕事で疲れます。その状態で乗る帰りの通勤電車の中で、必ずテキストか問題文を読み、持久力を鍛えました(この効果本当に大きかった・・・)。

”集中力が低下してきたときの持久力”、これは試験のときだけでなく、今の私に必要な”力”かもしれませんね。

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2006年8月26日 (土)

開業後の活動を振り返って⑧

前回まで、顧客開拓活動を中心にご紹介しました。その結果、以下の実務を行ってきました。まだ、進行中の案件もありますが、簡単に整理してみます。

  • 労働保険年度更新
  • 労働保険新規適用手続き
  • 社会保険新規適用手続き
  • 労働保険名称変更手続き
  • 特定労働者派遣事業の届出
  • 中小企業基盤人材確保助成金改善計画書の作成・届出
  • 就業規則(賃金・退職金規程等含む)の作成
  • セミナー講師(テーマ:これからの社会保障制度について)

案件は1・2号業務が中心です。しかしこの業務は重要です。この手続きができて初めて、次の展開に進むことができるのでしょう。

下期は、就業規則作成を切り口に、「人事コンサルティング」にも入り込みたいと考えています。

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2006年8月25日 (金)

開業後の活動を振り返って⑦

顧客開拓活動について⑤    ”ブログの立ち上げ、日々更新”

今年5月にブログを立ち上げました。そして、毎日更新をしています。私としては、”ビジネスブログにしよう”という思いを持って始めました。

しかし、中途半端に仕事のことや新聞記事を羅列した内容になっていると思い始めました。内容がぼやけているのです。

今月から少し、内容を意識して変えています(気づかないと思いますが)。それとなく、私の”考え”を入れるようにしています。そして、”それとなく”のニュアンスをもっと”色濃く”していこうと思っています。もしかしたら、私の”考え”に共感を覚える方もいるかもしれません。

また、私自身の”行動”の整理をブログで紹介しています。”行動の整理”を次の行動計画に結び付けていこうという主旨です。そして行動計画を目標管理に展開して、それを公開していく、なんてことも考えています。

そしてこのブログに、自分の”社労士業”のモチベーションアップの道具としての機能を持たせようと思っています。

※下期も継続して、「毎日更新」は必ず行っていきます。

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2006年8月24日 (木)

開業後の活動を振り返って⑥

顧客開拓活動について④     ”各種勉強会への参加”

”各種勉強会への参加”というほど、多くの勉強会に参加しているわけではありません。参加した勉強会は次のとおりです。

  • 社労士対象の勉強会に1回
  • ブログ関連のセミナーに1回
  • コーチング勉強会 6回コース
  • コーチングプログラム説明会

ブログ関連セミナーに参加したことがきっかけで、このブログを立ち上げました。結果的に参加して非常に有益なセミナーでした。ブログは、継続することが、いろいろな ”可能性”につながっていくでしょう(しかし、まだ開花していませんが・・・)。またそれを信じています。下期も「ブログを毎日更新する」ということを継続します。きっと”何かが開ける”でしょう。

先日ブログで紹介した”喫茶の会”で知り合った方からコーチング勉強会を紹介されました。毎回10数名参加の少人数の勉強会で、講義ではなく参加型の勉強会です。ペアを組み、コーチ役とクライアント役に分かれて実施します。本当に今まで気づかない自分に気づきます。そして、”自分はできる”という気になります。そしてコーチングに関心を持つようになり、それを本業に活かそう、という発想になりました。さらに講師やこのセミナーの主催者との交流も生まれます。

下期も、いろいろな情報にアンテナを張り、その情報から”よい勉強会”を探し出していきます。さらに、本業の勉強会も検討したいと思っています。年金、労働関係・・・ 少し本格的な”知識をつける”勉強も必要だと感じるようになってきました。

勉強会には、それなりに費用もかかります。従って、それも”社労士業”のモチベーションにしていきます。

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2006年8月23日 (水)

開業後の活動を振り返って⑤

顧客開拓活動について③     ”異業種交流会への参加”

”喫茶の会”という会合が、月1回行われています。10名前後の参加者が喫茶店に集まり、雑談を行うという場です。とても小規模でこじんまりとした場ですが、侮れない場です。この場で、信頼できる行政書士の先生に出会いました。

またこの場で知り合った方を通じて、コーチング勉強会を紹介してもらい、そのコーチング勉強会を通じて、”フレンドリンク”という異業種交流会を知ることができました。

7月と8月に、フレンドリンクの異業種交流会に参加しました。そうしたら、この場で、仕事の考え方や姿勢が尊敬できる税理士の先生に出会いました。

喫茶の会に参加し、その場で出会った人からの紹介で参加した勉強会を通じて、また新たな出会いが生まれ、そしてその勉強会から得た”異業種交流会”の情報を通じて、そこからまた別の出会いが生まれました。

”喫茶の会”をきっかけとして、出会いがとても広がっていきました。

いろいろな”場”に参加するという行動が、出会いや視野を広げていくということだと思います。それが将来の仕事にも結び付くでしょう。

「下期」は、”新しい場の開拓”を課題としたいと思います。

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2006年8月22日 (火)

夏休みは妻に感謝を!

今は子どもが夏休みです。

私には子どもが2人います。下の子はまだ小学生です。

妻は仕事をしていますが、子どもが休みになると、仕事前に洗濯等の家事にプラスして子どものお昼ご飯の用意もしています。

前々から妻は「夏休みは本当に大変!」と言っていました。

私は昨年まで会社員だったため、そんな実感も湧かずに「そうだね」と、他人事のように答えていました。

しかし、今年はそんな「妻の思い」もわかるようになりました。年金相談のない日は私も家事を一部こなしてから、仕事をします。時には、お昼になると子どものご飯の支度をするために、家に帰ることもあります。私自身、「もっと仕事をしなければ・・・」という焦りを抑えて家事を行います。

仕事を途中で中断して家事を行うことは、勇気が入ります。その間に”もっと仕事ができるのではないか”という漠然とした不安も感じます。

この不安は解消するためには社労士業をもっともっと充実させていくことです。そうすれば、家事と仕事を、不安や焦りをともなうことなく、両立させることができると思います。

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2006年8月21日 (月)

開業後の活動を振り返って④

顧客開拓活動②   ”NPO法人ときわ会ネットワークへの入会”

開業後すぐに、ときわ会ネットワークの理事長にアポをとり、話を聞きました。ときわ会の事業は、主に高齢者の方や子どもを対象としたイベントや勉強会等です。

そういう事業の中で、「社労士として何か貢献できることがあるのではないか」と思い、入会しました。

ときわ会のメンバーは、事務所のある”柏市”周辺の方が多くいます。地域の方に”社労士小田”を知ってもらうことができる良い機会でもあります。

とりあえず、第1ステップとして、入会しました。「下期」は、ときわ会を通じての”地域への貢献活動”を1つでも良いから、検討・実施していくことを課題とします。

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2006年8月20日 (日)

開業後の活動を振り返って③

顧客開拓活動①   ”事務所通信の発行”

これは開業前から発行しようと思っていました。開業して1ヵ月経過した4月に第1号を発行、そして現在第5号を発行しました。

内容を考え、まとめ、原稿を作成します。そして、プリンターより打ち出し、並行して封筒に宛名を貼り、事務所通信を封筒詰めします。

結構な労力がかかります。そして送料もバカになりません。しかし、情報にアンテナを張り、そして最近の労働社会保険行政の動きを整理するなど、自分にもプラスになります。そして、送付した読者にも知識を提供することができます。

さらに、発行すると、多少の反応も返ってきます。仕事に結び付くこともありました。

「下期」も継続して発行していきます。

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2006年8月19日 (土)

開業後の活動を振り返って②

開業後の顧客開拓活動について、整理してみます。

顧客開拓活動(というよりも”社労士 小田一哉”を知ってもらう活動)

顧客開拓について、以下のような活動を行いました。顧客開拓と言っても、「飛び込み営業」等の直接”顧客”にアプローチをするという活動は行っていません。顧客開拓に将来結び付くであろう”種まき”を主に活動しました。活動内容は以下のとおりです。

  • 事務所通信の発行(月1回 4月~8月まで計5回発行)
  • NPO法人ときわ会ネットワーク入会
  • 異業種交流会への参加
  • 各種勉強会への参加
  • ブログの立ち上げ、日々更新

具体的な活動内容は、次号に続きます。

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2006年8月18日 (金)

事務所通信第5号(2006.8.15発行)

事務所通信第5号(2006.8.15発行)を掲載します。

「Vol.5.doc」をダウンロード

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2006年8月17日 (木)

開業後の活動を振り返って

今年3月1日に社会保険労務士事務所を開業し、今月で6ヵ月が経過します。企業でいうと、「上期」が終了します。

そして9月1日より「下期」がスタートします。その下期の活動に向けて、上期の活動についてこのブログの中で振り返ってみたいと思います。

2006年3月1日 小田社会保険労務士事務所開業

  • 開業と同時に、約300通の”開業案内”を出しました。直接の仕事の”反応”はありませんが、知り合いから数件の「激励のメール」が届きました。開業後に、”事務所通信”を毎月出すことを決めていたので、その布石を打つ目的も”開業案内”にはありました。
  • 開業してすぐの3月6日より、年金相談業務を開始しました。目的は、開業直後の定期収入の確保と年金知識の習得です。3月中は毎日研修を受け、実際に4月より相談業務を開始しました。
    • 月14日勤務で、契約期間は7月末日まででした。仕ては結構ハードですが、実践的な年金知識を”身体”で覚えることができ、とても身になる仕事です。
    • ただし、月14日の勤務のため仕事の中心が年金相談になってしまいました。「年金相談の合間に社労士の仕事を行う」状態になっていきました。
    • 従って下期(9月以降)は月10日前後の勤務にし、社労士業を主としていくことにしました。
    • 年金知識がついたことは最大の効果です。さらに、年金セミナーの講師も勤めました。下期は、この知識をアウトプットし、社労士業に活かすこと、さらに知識に磨きをかけることが課題となります。
    • 来年度も年金改正があり、まだまだ実践的な知識も身につける必要もあるため、少ない日数で継続的に年金相談業務を行っていく予定です。

次号につづく

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2006年8月16日 (水)

新聞記事 8/16(水)

日本経済新聞 「雇用ルールを問う」 ”労働時間 どこまで”という記事が掲載されていました。

時間に縛られない仕事、年齢や性別の区別のない働き方、成果重視の賃金の仕組みなど、日本人の働き方が変わりつつあります。「どこからどこまでが労働時間なのか」など、労働時間とそうでない時間の区別がつきにくくなってきています。

いつでも連絡がとれるように携帯電話で常に拘束されたりなど、残業時間にあたるのかどうか現在の労働基準法の枠組みでは判断がつかなくなってきています。

労働基準法は工場労働者を主眼に置いているため、ホワイトカラーには使い勝手がわるくなってきています。従って、米国のように「ホワイトカラー・エグゼンプション」の議論が出てきています。要するに一定年収のホワイトカラーを労働時間規制の適用除外とすることを検討していると言うことです。

労働時間規制の適用除外を広げていくと、長時間労働の固定化や健康障害の心配も出てきます。しかし、労働基準法も実態には合わなくなっている労働者も増えてきています。「年収要件」だけでなく、「役割」的要素も考慮に入れ、適用除外者の枠を広げていくことも必要だと思います。

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2006年8月15日 (火)

書籍紹介

2年位前に購入した書籍を紹介します。「成果主義と人事評価」という書籍ですが、現在のサラリーマンの置かれた状況をとてもわかりやすく解説しており、人事担当者にはとても参考になると思います。

成果主義と人事評価 Book 成果主義と人事評価

著者:内田 研二
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2006年8月14日 (月)

手書きの手紙

先週、フレンドリンク主催の”起業家”をメインの異業種交流会に参加しました。先月初めて参加をし、そのときに名刺交換した方も数名おり、今後の”ネットワーク”にも結び付くかもしれません。定期的に参加していくと、いろいろな効果が出てきそうです。

さらに、今回は、非常に”熱い”気持ちを持った税理士Y先生と出会いました。

Y先生とは、考え方の”基本”が同じであり、話をしていてとても”前向き”になりました。さらに、後日手書きの手紙でお礼状をいただきました。

これにはとても感銘を受け、改めてY先生の”姿勢”に対して敬服しました。

”出会い”は、自分自身を成長させてくれます。

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2006年8月13日 (日)

新聞記事 8/12(土)

読売新聞に ”プール事故と雇用格差” という記事が掲載されていました。

記事の内容として、

  • 1995年に現在の経団連が”雇用形態の多様化”を唱え、1995年に896万人だった非正社員が、2005年には1266万人に増加した
  • 非正社員については、その雇用形態に見合う賃金水準を整えないまま、コスト削減の切り札として使われてきたことは否定できない
  • 大手私鉄会社で「契約社員」を車掌に適用している。安全面の問題も憂慮するが、「正社員同様の安全教育を行っているので問題ない」という
  • 経団連も「雇用形態と安全は別次元」という
  • 雇用の多様化を言う前に、働きにかなう職種ごとの賃金がどれくらいの水準なのか、企業や産業の枠を超えた議論を始めるべき
  • 「役割給」的な賃金の整備も必要であろう。そうでなければ、安全や責任感と引き換えのコスト削減になりかねない

雇用形態の多様化が推進されることによる最大の懸念材料は、”責任感” のように思います。

責任感の希薄さが、事故に結び付いていくのでしょう。目先のコスト削減は、大きな”代償”となって戻ってくるものです。

責任感と雇用形態と報酬、これは関連してるのでしょう。

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2006年8月12日 (土)

社会保険の問題

先日、ある会社を訪問しました。社長とお会いし、いろいろと労務的な相談をうけました。

その1つに「入社した社員がすぐに退職してしまった。社会保険の加入を入社と同時ではなく、入社後少し見極めてから(定着の目処が経ってから)、加入させることは問題ないのかどうか?」とう内容です。

社長の気持ちも理解できます。社会保険料も会社にとってはコストです。社員が辞めてしまったことに加え、社会保険料の負担もあります。さらに代わりの社員の採用コストも発生します。社長にとっては頭の痛い問題です。

こういう相談に、社労士としてどう対応するか? いろいろな方法を考えれば、社長のニーズに応えることができるかもしれません。でも本当にそれでよいのか?

こういうことは「社会保険の加入」という問題ではなく、採用に対する会社の考え方に左右されるのでしょう。

新規に入社する社員を信頼し、この社員に早く戦力になってもらいたい、そして将来は会社を支える人材になって欲しい、と思えば、入社と同時に社会保険加入です。この思いが社員に通ずれば、すぐに”退職”する可能性は低いと思います。なぜか? 社長が、この社員を信用しているからです。この考え方を貫いた結果、すぐに退職しても、諦めがつくと思います。

反対に、すぐに退職するリスクがあるので、様子を少し見てから社会保険に加入させよう、と思えば、本当にすぐに退職してしまうのではないでしょうか。なぜか? それは信頼関係が構築されていないからです。

私は、”社員を信頼して採用する”というスタンスです。従って、入社=社会保険加入を推進します。

目先のコストにとらわれず、社員を信頼し、原則に従って手続きをすることが、永続的発展を達成する企業になっていく1つの要件だと思います。

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2006年8月11日 (金)

退職を意識したとき④

”自分の思い”を強く持ち、そしてその分野の「プロ」になっていく、そして自分なりの自信も持つようになる・・・  こういう気持ちは大切です。

しかし、それが会社(または自部門)のベクトルと”ずれ”が起こり、その”ずれ”が大きくなり、「ギャップ」が生じてしまったとします。

こうなると、もはや、”会社のベクトル”に合わせよう、ということにはならないでしょう。”自分の思い”が発揮できるフィールドを求めようという気持ちが働いてきます。このときくらいから、退職を意識するのではないでしょうか・・・

退職を意識すると、気持ちは少しずつ、会社から離れていきます。そして、自分の求めている”フィールド”が見つかります。

そうなれば、”自分の思い”が発揮できるフィールドへ行くことを決断します。要するに、退職の決断をするのです。

※”自分の思いを強く持った人”が退職するということは、誰の「せい」でもありません。決して悪いことではないし、本人は新しいフィールドで頑張るのだから、むしろ、良いことかもしれません。

しかし、その会社にとっては、大きなマイナスになる可能性も秘めているということです。

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「我慢が足りない」とか「会社になじまなかった」的なことでは、済ましてはいけないのでしょう。

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2006年8月10日 (木)

退職を意識したとき③

またまた、続きです。

”自分の思い”と”会社のベクトル”は、あまり”ずれていく”ことはないと思います。多くの人は、”自分の思い”以上に”会社のベクトル”の影響の方が、強く働くのでしょう。

だから、”会社のベクトル”に合わせるようになってきます。そうすると、”自分の思い”と”会社のベクトル”の「ギャップ」に悩むということは起こりません。

このようになっていくと、自らの意思で”退職する”ということはないでしょう。こういうケースでは、会社や仕事が”いや”な場合でも、会社に残るという選択をするでしょう。

そしてこの会社で定年を迎えるのではないでしょうか?

でも、”自分の思い”を強く抱く人もいます。その”自分の思い”に対して真剣に向き合うので、そのことに関しては、知識も豊富になり、意思も強固になり、そのことの「プロ」になっていきます。

そして、このことを会社や上司が認め、それを本人が自覚すれば、本人にとっても会社にとっても、幸せです。

しかし、その逆になってしまったら、どうなっていくのか・・・

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2006年8月 9日 (水)

退職を意識したとき②

昨日の続きになりますが、

”真の充実感”を強く感じていて、それが会社(また所属している部門)のベクトルと合致している状態、そのときはとても”強い”モチベーションを感じることができます。

またそのモチベーションはとても強力なエネルギーを自分自身に与えてくれます。こうなれば、例え上司が変わったり、一緒に仕事をするメンバーが変わったりしても、自分の”思い”が会社のベクトルと一致している状態であれば、十分にモチベーションを維持向上することができます。

このモチベーションの維持向上のベースにあるのが、”自分の思い”と”会社のベクトル”の一致だと思います。

しかし、一致しない状態になってしまったら・・・ このときから、真剣に今後の人生を考えるようになるのかもしれません。

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2006年8月 8日 (火)

退職を意識したとき

昨日のブログで、日本経済新聞の「サラリーマン第598話」”身勝手な退社話”について書きました。この記事に登場した”上司”や”人事部門管理職”の反応に違和感を覚えたからです。

その記事を読み、自分が本当に”退職”を意識したのはいつ頃だっただろうか・・・ということを考えました。

「自分の仕事の成果が実感でき、それを上司をはじめ、回りのメンバーから認められる」という頃もありました。このときくらいから社労士資格取得に向けて勉強していましたが、資格取得後は、独立開業ではなく、社内で資格を活かしたい、という気持ちを強く持っていました。

この当時、仕事は結構大変でした。しかし、仕事が大変でも、それを上回る”実感できる充実感”があったため、それで十分にカバーできていました。

回りからも認められるような”真の充実感”を感じることができれば、”退職する”ということは考えないでしょうね・・・

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2006年8月 7日 (月)

新聞記事 8/7(月)

本日の日本経済新聞の社会面、「サラリーマン第598話」 ”身勝手な退社話” という記事について、紹介します。

  • ある旅行会社の若手社員が、「仕事も楽しいし、不満はないが、他に追いかけたい夢がある」ということで退社した。その事実に対して、若手社員の上司の困っている様子が掲載されていた。
  • またあるスポーツ用品メーカーでは、新入社員が数名退社し、人事部門の管理職の「もう少し、頑張るという気概がないのか・・・」というコメントが掲載されていた。

私自身も今年2月に約18年勤務した会社を退職しました。主な理由は、もちろん「社会保険労務士事務所を開業する」ということです。でも、それ以外にも退職を後押しする要因はありました。

私の場合であれば、「仕事」でした。「自分が考え、こうしたい」ということと、会社のスタンスの「ギャップ」でした。

今回紹介した”若手社員”や”新入社員”も、何か「ギャップ」を感じ、その「ギャップ」が自分の”頑張り”では埋まらないことに気づいてしまい、それが「退職」という選択に結び付いたのではないでしょうか・・・

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2006年8月 6日 (日)

初めての講師

1、2月にかけて行った千葉商工会議所主催の創業塾で知り合ったメンバーで特別養護老人ホームに勤めている人がいます。

その施設主催の介護講座があり、その講座で”これからの社会保障制度”について40分ほど説明しました。セミナー講師は開業後、初となりました。

人前で”きちんと話をする”難しさを実感しました。私がとても勉強になりました。

_004_1 セミナーの様子です。

 出席者の方は熱心に聴いてくれました。年金についての宿題までお土産にもらいました。

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2006年8月 5日 (土)

就業規則の作成について

就業規則作成の依頼を受け、作成を開始しました。

事業主からヒヤリングした内容や労働基準法、その他書籍を参考に依頼元に最適の就業規則を提供したいと思っています。

1つ1つの条文も依頼元に合わせて作成し、またその条文を適用したときの”イメージ”を、また事業主や従業員の方へ説明することを思い浮かべながら作成しています。

就業規則は、その内容によっては”会社の業績”を左右します。それくらいの影響力を持っていると私は思っています。それだけに真剣に取り組んでいます。

”魂”のこもった就業規則を作成します。

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2006年8月 4日 (金)

労働者派遣について

”偽装請負”の問題がクローズアップされました。特定労働者派遣の届出や一般労働者派遣の許可申請について、知り合いの社労士と会話することもあります。

私は5月から6月にかけて特定労働者派遣の届出を行いました。この会社は取引先から、特定労働者派遣事業の届出をするように話が合ったとのことでした。

派遣の場合、”届出”に合わせて、もし労働社会保険に加入していなければ、その加入が絶対に必要になります。さらに取引先と派遣契約が締結されると、派遣会社が、”派遣契約書”、”派遣管理台帳”など、多くの書類を準備しなければなりません。そして事業年度終了後3ヵ月以内には、報告書や決算書の提出も労働局より義務付けられています。

労働者派遣は、報告書等を政府に提出します。制度として「ガラス張り」です。社会保険加入等の実態も把握できます。しかし、派遣契約でなく、業務委託契約であれば政府として実態を捉えることができないため、”派遣”のニーズが増えているのでしょう。

労働者派遣については、中小企業等には、きちんと理解して欲しいと思います。

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2006年8月 3日 (木)

年金相談の応対について

年金相談をやっているとき、私の周囲の相談者の対応が”耳”に入ることがあります。時間が空いたときなど、他人の”応対”を聞くこともあります。

そのときには、自分が”お客様”になったつもりで聞いています。そうすると「こういう応対の人だったら相談したい」と思ったり、逆に「こういう応対の人には絶対に相談したくない」と、私自身勝手に思ったりします。

人の応対を聞くことによって、自分の応対を振り返ります。そして私は、「自分が相談したいと思う」応対を心がけています。

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2006年8月 2日 (水)

新聞記事 8/2(水)

日本経済新聞 2006年8月2日(水)

離婚時の年金分割 妻の受給額事前通知

来年4月より厚生年金の離婚分割が始まるのを前に社会保険庁は10月より、このような問い合わせに応ずることに決めた。年金を夫と分割した場合の額を通知する。

夫婦の一方から照会があれば、年金を分割した場合に受給額がいくらになるか社会保険庁が計算して本人に通知する仕組みを導入する。分割割合は申請者が指定する。

※このような”損得”や”興味”の部分の問い合わせに対して通知することが本当に必要なのかどうかは疑問です。この問い合わせに対応するために、現在のシステムを”人”や”コスト”を投入するでしょう。

さらに、社会保険庁で実施している「ねんきんダイヤル」の問い合わせも増え、それに対してもコストをかけて応対することになるでしょう。

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2006年8月 1日 (火)

最大の強みとは・・・

今日(8/1)の日本経済新聞の1面”人口減と生きる”の記事の中に、書かれていた内容です。

  • 津田塾大学4年の田中良美さん(仮名)は生後7ヵ月の長男を預けて学校に通っています。彼女は現在、睡眠時間を削り、育児と勉強と就職活動に励んでいます。
  • 田中さんは、本当は、「まずは仕事、子どもはまだ先の話」と考えていました。
  • しかし、昨年7月に結婚し、12月に出産をしました。

田中さんはこのような状況にも関わらす、以下のように考えています。

  • 長男を産んでいなかったら、仕事と子どもの選択に悩み、産むチャンスを逃していたかもしれない。
  • このことで悩まなくていいことは、「私の最大の強み」。

この考え方は、素晴らしい”プラス思考”です。田中さんのような状況は一般的には”弱み”として受け止めてしまい、それゆえ企業サイドとしても、そのように受けるでしょう。まだまだ、一般的な企業にはこのような状況に免疫はありません。

なのに田中さんは「最大の強み」とさらりと言っています。どんな状況でも、自分が強みと思えば、間違いなく強みになります。

私は、田中良美さん(仮名)に心からエールを送りたいと思いました。

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