社会保険のこと
先月、社会保険加入を検討している事業主に、社会保険についての説明をしました。この事業主には加入の意志がありました。しかし、事業主の話を聞く限り、従業員サイドにはそれほどニーズがなさそうでした。
この事業主と、今日話をしました。「もう少し様子を見てから加入を検討したい」ということでした。
ネックなのは、保険料負担(企業も個人も)です。”経営上の問題”と”従業員の給与手取額の問題”です。今現在の経営状況等を考慮すれば、加入を見送りたいという気持ちもわかります。
しかし、企業が”永遠に発展する”ためには、目先だけではなく、長期の視点が重要です。そして、長期的な視点に立って”従業員(これは既存の従業員だけでなく、将来の従業員も含む)の幸せ”を考えなくてはいけません。
それには社会保険加入は絶対条件なのです(将来の老齢厚生年金もそうですが、特に遺族年金は、家族にとってはとても大きな年金です。未加入だと従業員に万が一のことがあった場合、家族を不幸にしてしまうのです。会社には従業員とその家族を守る義務がある・・・)。
でも、あきらめずに、この会社の事業主のため、従業員のために、根気よく理解を促していきたいと思います。
それが、社労士の使命でしょう。
9/15(金)のブログもご参考ください。
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