高校生も社会保険が気になる?
電車の中で、男子高校生の会話が聞こえてきました。会話の内容から高校3年生だとわかりました。
- A君 「俺は”就職”だけど、お前も”就職”だったよな?」
- B君 「うん。でも就職できなかったら、バイトかな~。」
- A君 「バイトはまずいよ。だって、社会保険に入れないだろう。将来的に問題があるだろう。」
- B君 「確かにそうなんだよ~。バイトの方が手取り額は多いけど、社会保険に入れないからな~。」
この会話を聞いて、うれしくなりました。彼らがどこまで社会保険を理解しているかはわかりません。しかし、「社会保険は加入した方がよい」という認識をしっかりと持っているのです。これはとても素晴らしいことだと思います。
高校生だけでなく、若い人たちの一人でも多くがこのような認識を持つと、加入義務のある企業は社会保険に加入するだろうし、そうすれば国民年金の納付率も改善されるでしょう。
そして若い人たちも、社会保障制度に守られます。病気になれば健康保険からの給付を受けることができ、万が一障害になってしまったら障害年金(障害厚生年金と障害基礎年金)を受けることができます。
そして結婚して家庭を持つことになり、そのときに万が一のことがあれば、家族への保障(遺族厚生年金と遺族基礎年金)がされるのです。
社会保険は、若い人たちにとって大きな安心感を与えます。
私は1社でも多くの企業に社会保険に加入する働きかけを、”社労士の使命”として、行っていこうと、この高校生の会話から、強く思いました。
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