人の”せい”にしてはいけない!
”人材育成”的な本を読むと、「上司の行動として問題あり」という事例で次のことが紹介されています。
部下が取引先に迷惑をかけた。そして上司が「当社の○○が御社に大変ご迷惑をかけました。まだ新人で仕事にも不慣れで、よく指導しておきます。申し訳ありませんでした。
私がまだ新入社員の頃、先輩社員に同じようなことを言われたことがありました。
私は人事部に配属になり、給与計算を担当していました。給与明細を打ち出し、それを各工場や支店等に配布することも役割でした。
給与明細は部署ごとに打ち出されますが、社内には”短期駐在”で所属部署と別の拠点に勤務している社員も数十名いました。短期駐在者は手作業で給与明細を仕分けます。1度、短期駐在者の給与明細をご発送してしまいました。
そのとき先輩社員が短期駐在者へ、「新人が担当したので、間違って送付してしまいました。申し訳ありません。」とお詫びをしていたのです。
この言葉を聞いたときに、言いようもない”違和感”を覚えました。
これは、”私個人のせい”にしているということを強く感じました。違和感が大きかったため、その時のことは今でも鮮明に覚えています。
これは、”決して、言ってはいけない言葉”でしょう。
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