健康保険料に差をつけては?
顧問先が主催している会合があり、私もその会合の一員です。
今日は、その会合の集まりがありました。
テーマは、先月行なわれたボランティア清掃活動の反省と今後の展開です。
その様子は、ブログにも書きました。
http://oda-office.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_3cfc.html
会合の中である出席者が、「なぜ健康保険料は、病院に頻繁に行く人と、行かない人が同じ金額なのだろう。病院に行かない人は、保険料を下げてもいいのではないか? 自動車保険は保険を使わないと保険料は下がるし・・・」という疑問を私に投げかけました。
回答に詰まりました。なかなか回答を思いつきませんでした。
基本的には、社会保険だからでしょう。「相互扶助」の精神があるからでしょう。
社会保険の基本的な考え方として、「皆で保険料を出し合って、病気やケガなどの個人的リスクの際に、その保険料から給付する」ということです。
だから、病院によく行く、行かない、で差をつけることは、社会保険の主旨に合わないと思います。
このような疑問が出た背景は、「保険料が高い」からです。その保険料で大変な思いをしている中小企業が多いという現実です。だから、社会保険に加入しない企業もあるのです。
でも、社会保険料の負担は、増えていきます。こういう現実にどう立ち向かっていくか、社会保険労務士の大きな課題です。
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