正しいけれども、しっくりこない
9月7日の日本経済新聞の”成長を考える”という、京都大学の間宮陽介教授の記事の内容です。
間宮教授は自由主義を唱えたハイエクの功罪を分析おり、記事の中で次のように述べています。
法の支配を前提に人間が好きなことをやれという、ハイエクの考えは市場原理主義に近い。私は政府関与を唱えるケインズとの比較研究をしているが、ハイエクの主張は正しいがしっくりこないと感じていた。
ハイエクは中間に公私の位置するもの、例えば教育や医療や都市といった部門も市場に委ねよと、非常に大胆な主張をした。今の聖域なき構造改革に通じる。経済の領域で競争は良いことだが、すべてに当てはめるとゆがみが生じる。
具体的に言えば、医師。市場原理では医師はサービスの売り手であり、患者は買い手。
売買で価格が決まる。本来、医師と患者は経堂の営みで健康を生み出すのではないか。
もっと収益を追求した治療方法をやれなどと言われると、医師のモチベーションが下がる。こうなると、中間的な存在が解体されかねない。
そして構造改革については
「格差をつくって成長を実現しようとしてるのが今の姿だ!」と主張しています・・・
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