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2007年11月10日 (土)

ダブル資格に思う (社労士試験合格発表)

昨日は社労士試験の合格発表でした。
私は4年前に4回目の挑戦で、ようやく合格しました。

この合格発表の日はつらい思いを3回して、そして最後に
うれしい思いをしたのです。

合格された方はおめでとうございます。
”心の底から湧き上がるうれしさ”を感じていると思います。

惜しくも合格点に達することができなかった方、
でもあきらめずに取得を目指して欲しいと思います。

頑張った結果というのは、時間の長短はあれ、必ずついてくる
と私は思っています。

私が社労士試験に合格したときは、サラリーマンでした。
「いつかは開業したい」と思って、この資格をとりました。
でも、その「いつか」ははっきりしていませんでした。

でも合格後、
・勤めながらその資格をどのように活かせばよいか
・もっと、知識に磨きをかけるにはどうすればよいか
・「開業する」ことを目的としたときに、どのようにことを
 勉強し、どのような行動をすればいいのか

このことをとても考えました。
そしてわからないながらも手探りで模索し始めたのです。
結局、いろいろな行動を続けて2年半くらい経ったときに
社労士として開業したのです。


行動を続けていた、1つの”流れ”で開業したような感じ
でした。
「思い切って開業に踏み切った!」というよりも、
「いろいろな行動の中の自然な”流れ”」で開業したような
感じです。

具体的な活動は、ブログの中で紹介したことがあります。
こちらをご覧になってください。
http://oda-office.cocolog-nifty.com/blog/cat2777296/index.html


社労士資格に合格し、その喜びが少しずつ薄れていくと、
よくこんなことを言う人がいます。

「開業するんだったら社労士だけでは食っていけない。
 行政書士とか中小企業診断士など、最低2つの資格
 が必要だ」

”ダブル資格”、よく受験校も宣伝しています。
もちろん、資格は多ければ、それだけビジネスチャンスの
選択肢は広がるし、仕事を受ける幅も広がります。
こういう面では、決して悪いことではありません。

でも、これを鵜呑みにすると、とても危険です。
例えば、行政書士だって、中小企業診断士だって、社労士試験
同様に相当の勉強を要します。
また受験校に通って、受験勉強して、という生活が続きます。

1回目の試験で合格すればよいですが、それもわかりません。
いつの間にか、「資格を取るための受験勉強」が日常化されて
しまいます。
そうすると、「外へ向けての一歩」を踏み出すことを忘れて
しまうかもしれない、
これが危険なのです。

ダブル資格が悪いのではなく、「言葉に踊らされて」ダブル資格
を目指すことが、危険ということです。

まず必要なのは、合格したときに、大枠でいいから
合格後の「目標」を掲げることです。

「いつかは社労士を開業しよう!」
「いつかは社労士資格を活かしつつ、コンサルタント的な
 仕事をしたい!」
「今まで勉強したことをもっと深く勉強したい!」

など何でもよいのです。

そして、自分で掲げた「目標」を達成するために、
他の資格が必要であれば、その資格を目指せばよいのです。

あくまでも、資格は「取ることが目的」ではなく、
自分が目指す「目標」を達成するために「必要な道具」である
と私は思っています。

私の知り合いに税理士のT先生という方がいます。
T先生は社労士の資格も最近取ったのです。
(税理士業をやりながら、社労士資格を取る、これには本当に
 頭が下がります。)


T先生は「お客様」へのサービス向上として社労士資格を目指し
たとのことです。
目的意識がとても明確です。
中小企業の中には、「税理士、社労士と顧問契約する」ほど
余裕のない会社もあります。

そんなときに、両方の資格を持って、両方の資格で開業登録を
すれば、会社に必要な税務・労働社会保険の手続きはすべて
できてしまいます。
中小企業にとってはとても便利に、そしてありがたく活用
できるでしょう。

このような”ダブル資格”であれば、とても価値があるでしょう。

でもT先生は、このように言っていました。
「自分の本業はあくまでも税理士。社労士はお客様への
 サービスの一環なので、本業ではない。
 労働社会保険手続きの書類作成などはできるけれども、
 労務的なこと、人事的なことは、経験もないので、
 そこまではできない。」


社労士試験に合格された方、

合格の喜びを十分にかみしめたら、
次はぜひ、「社労士資格をどう活かそうか」ということを
考えてみてください。

せっかく取った資格ですから。それも努力した結果
取ることができた資格ですから。

くれぐれも”死格”にしないように。

そして回りの声には、あまり踊らされないように。

日刊メルマガ「仕事の本質」より  

 http://www.mag2.com/m/0000230023.html  登録はこちら

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